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by holistic-medicine | 2013-04-07 09:49 | 広島事務局
インドの食養生の考え方・アーユルベータの教えから
広島事務局主宰・6月健康セミナーの案内

6月6日には、昨今経済成長著しい「インド」の健康観や幸福感などの背景にあるものの一つである、
「食養生」についてのお話である。

講師には、日本の大学院にて海洋学の修士を取得後、環境コンサルタントの仕事を経て、
現在広島市内にて、ご出身地である「南インド」に伝わる、伝統的健康食を提供するインド料理店を
経営している、ラーダ・クリシュナン講師である。

広島事務局では、以前にもヒマラヤ山麓で、薬草栽培なども手掛けているネパール人アーユルベーダ指導師カルキ・パラメソール講師を招いての健康セミナーも開催している。
代替療法としての「インドの食養生」の表面だけを学ぶのではなく、アーユルベーダーという5000年を超えた「生き方の智恵術」といった考え方に触れてほしいと思う。

同じ地球上に生を営んでいる別の国の方々の「健康観」「幸福感」を知ることは、ひいては私たち日本人の「健康観」「幸福感」の見直し作業へのきっかけになり得るのではないだろうか。
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by holistic-medicine | 2013-04-07 09:37 | 広島事務局
広島事務局・4月健康セミナー報告
4月4日 広島事務局主催の健康セミナーが開催された。

講師には、広島県の中山間地域で、在宅緩和ケア・在宅看とり・そして、在宅での家族縁者に囲まれての「見送り」という活動を展開している、東條先生をお招きした。

東條先生によると、昭和50年代半ばを境に、日本では在宅での死去よりも病院での死去の数が増えていったそうである。まさに、昭和30年代の高度経済成長による、都市部への人口の流入、そして、中山間地域や島嶼地域が過疎化していく流れの中での転換点であったのである。

広島県の中山間地域である、北広島町芸北地区は、昭和38年の豪雪被害が、人口減少のスピードにより一層拍車をかけた。13年前に自治医科大学を卒業された、東條医師はその芸北地区の診療所に赴任された当時は、なかなか地元の人間関係や田舎特有のしきたりとの隔たりに苦心されたそうである。

しかし、数年前くらいから、地元にしっかりと根をおろした先生の丁寧な活動ぶりに、地元住民の理解が深まっていったという。どんな患者さん、そして患者さんのご家族にも、「丁寧で」「時間をかけて」、患者さんの現状、そして今後の推移予想などをお話するという。

さらに、先生は、「看護師」や「職員」、そして連携している特養の「介護職員」「ケアマネージャー」という医療・福祉・生活指導といった分野の方々との相互理解にも時間をかけてミーティングをおこなっているという。
東條先生によると、医師は「出来るだけ裏方に廻る」「医療・福祉・生活指導などの領域を超えての連携チームのチームワークづくりに知恵を出すことが大事である」と言う。

最後に、東條先生は、近い将来の日本社会への憂いを訴えられた。それは、中山間地域などの過疎地域よりも、都市部での在宅緩和ケアや・自宅での看取りの問題がもっと深刻であると。というのも、まだ、中山間地域は、地域の医療スタッフの連携や施設有効活用などに、丁寧に時間をかけた取り組み
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が可能である。
しかし、都市部では、そういった「受け入れ体制」に追いつかないほど、その受け入れを必要とする人口が、加速度的に増加してゆくことは明白である、ということだ。

先生のご勤務先の通称は、「芸北ホリスティックセンター」である。まさに、人間の人生を包括的に俯瞰した上での、医療分野の境界を乗り越えた「医療哲学」といったものへの慧眼が必要とされていると感じる。代替医療への取り組みと同時に、「生きがい感」「幸福感」などの構築に何が寄与できるか、といったこともホリスティックな考え方なのだと、改めて認識したセミナーであった。