本日の健康セミナーでは、日本でも珍しい、女性能楽師(喜多流・大島衣恵師)を特別講師にお招きし、禅宗僧侶の檀上宗謙和尚との対談形式にて、『能と禅にみる、身体技法と心身変容から考える、日本の養生極意』について、能の謡や舞の実演も織り交ぜながら、多角的に掘り下げる時間となった。
大島衣恵さんからは、能の歴史をはじめ、世阿弥の目指した極意、禅との共有事項、身体技法としての能の効能、そして、呼吸の作法などについて教わることができた。
室町時代から約650年継承されてきた『能』についての初歩的なガイダンスであったが、大島衣恵さんの『謡』、『舞』の実演を目の当たりにすることで、『体得・体感』することで伝わる『見えない美世界』が参加者にも伝わったのではないかと思っている。