by holistic-medicine | 2016-06-16 07:03 | 北日本支部
【報告】シンポジウム2016(仙台)「がんを超える生き方〜病いが教えてくれる新たないのち〜」
開催日時:2016年6月5日(日)13:00〜16:30
講師:帯津良一、宮崎ますみ、市江雅芳(進行)
参加者:101名
会場:仙台市医師会館2Fホール

杜の都・仙台が緑に包まれる6月
北日本支部主催のホリスティック医学シンポジウム
「がんを超える生き方〜病いが教えてくれる新たないのち〜」が開催されました。
ホリ協名誉会長である帯津良一先生と、女優・エッセイスト、そして
ヒプノセラピストとして活躍される宮崎ますみさんを講師としてお迎えし
東北大学大学院教授である市江雅芳先生の進行のもと、3部形式で行われました。
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第1部では、50年以上がん治療の現場におられる帯津先生より
がんに対する多様なホリスティック医療に取り組む
「帯津三敬病院」を作るに至った想いと
場のエネルギーの高い病院を作るために取り組んできた事をお話し頂きました。

フランスの哲学者ベルクソンの「生命の躍動」という言葉を引用し
「心のときめきと、攻めの養生が自然治癒力を高める」として
時にユーモアを交えながら、数々のエピソードをご紹介くださいました。
そして「人が最も美しい時は、命のエネルギーがあふれている時」と語り
参加者の関心も高い「食の養生」のお話では、食もときめきの材料であり
菜食主義や少食にこだわらず、自分の心や身体が喜ぶ食とは何か
自分なりの理念を育てて欲しいと話されました。

毎日3:30に病院へ出勤し、緩和ケアだけでも1日50人を診察し
患者様とともに気功を行い、生命力あふれる統合医療を実践しておられる帯津先生。
講演の最後には、大航海時代になぞらえ「大ホリスティック医学」という
新しい時代を築いていこう、という決意をお話になり、会場は拍手に包まれました。
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第2部は、宮崎ますみさんが講演されました。
はじめに「がんは人生のプロセスの中の1シーン」と語り
ますみさんの実姉が胃がんとなり、がん患者の家族となった経験と
ご自身も11年前にがん宣告を受けて闘病された経緯をお話し頂きました。

家族、そしてご自身も闘病される中で、宮崎さんは瞑想を行い
内観を通じて様々な啓示を受け、本当の自分を生きる大切さに気付かされます。
そして、色々な治療を試みるなかで「明日死んでも構わない」と覚悟を決めた時に
生きるエネルギーが湧き上がってきたそうです。

心・身体・魂の三位一体で生きることの大切さを教えてくれた
「がん」という病いに感謝している、という宮崎さん。
講演の最後には、ヒプノセラピーのミニセッションをしてくださり
会場の全員が、宮崎さんの美しい声に導かれながら
自身の心と出会う旅を行いました。
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第3部は、東北大学大学院で音楽音響医学分野の教授であり
自身もヒプノセラピストである市江先生の進行のもと
「生老病死のメッセージ」をテーマに鼎談が行われました。

統合医療の中で「治し」と「癒し」の統合をすすめる帯津先生が
死生観をもつことの大切さについて触れたあと
緩和ケアでもヒプノセラピーを行っておられる宮崎さんが
「出産と死は同じ産道を通る。死も祝福であって欲しい。」と語りました。
また、死に直面し、心を閉ざしている患者のために医者ができることは何か
医者と患者の関係の重要性についても意見を述べ合いました。

生老病死を「苦」という1つの角度から捉えるのではなく
「気づきと学びのためのメッセージ」だと捉えること。
その気づきが、患者が自らを癒してゆく第一歩となる、ということ。
シンポジウムには様々な立場の方が参加され、それぞれの想いで
そのメッセージを受け取り、登壇された先生方に大きな拍手を贈りました。
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          シンポジウム運営スタッフとの記念撮影
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    懇親会では「両手に花」の帯津先生。宮崎さん・協会運営委員と。
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